夜、ネットサーフィンをする時などのBGMはだいたいジャズ。
ここ数年いつのまにやらそんな風になっていました。
音楽の趣味についてはかなり雑食であると自認していますけれど、疲れがたまった夜にはジャジーな音が心地よいんでしょうね。
特にボーカル入りよりは楽器演奏メインのものの方が好みで、中でもピアノ演奏が前面に出ているものが好きな私にとって、例えばキース・ジャレットなどは個人的にとても好ましいアーティストでした。
そんな20世紀を代表するジャズピアニストとしてキース・ジャレットと並び称されるのが、アメリカのジャズ作曲家チック・コリアです。
「スペイン」や「500マイルズ・ハイ」「ラ・フィエスタ」などの名曲を世に送り出したチック・コリアが、2月9日に79歳で亡くなったと報じられました。
コリア氏死去の報道にショックを受けた人たちがとても多いのを知り、彼とその音楽を愛する人たちがいかにたくさんいたかを改めて知ることとなりました。
名アルバムとして知られる「リターン・トゥ・フォーエヴァー」は、ジャズにあまり詳しくない私でも知っています。
そして、そのアルバムタイトルをそのままバンド名にしたリターントゥフォーエヴァー時代に作られた「スペイン」は、のちに氏の代表曲として知られるようになりました。
1960年代にはマイルス・デイヴィスと共演し、グラミー賞での受賞歴は23回にも及ぶという錚々たる経歴の持ち主であり、エレクトリック・キーボード奏者の草分け的存在としても知られる、まさにジャズ界の巨匠です。
またひとつ巨星墜つ。
今夜はチック・コリアをじっくり聴いてみようかなと思います。