「アレクサ、照明つけて」というCMが少し前にテレビで流れていました。
手元のリモコンで照明を操作するのでさえ「すごく便利になった」と思っていたら、今はもうそれすら超えて声で操作を指示するようになってきたんですね。
その昔、家の照明(蛍光灯)は紐を引っ張ってつけたり消したりしており、寝る時にいちいち体を起こすのが面倒というので、その紐に別の長い紐をつけ、眠くなったら布団に横になったままそれをひっぱって電気を消す、なんて横着なことをやっていたものです。
そんな時代は遥か彼方に過ぎ去りました。
最近の家電製品の発達ぶりには本当に目を見張らされるものがあります。
その流れの中、「スマート照明」の進化が止まりません。
「スマート照明」とは、LED電球に多彩な機能が追加されたIoT家電のことですが、昨日21日にスマート照明の「Philips Hue」などを展開するシグニファイジャパンが、新ブランド「WiZ(ウィズ)」から、電球やポータブルライトなど9製品をAmazonで発売し始めました。
今回発売になった製品は、世界初となるWi-Fiセンシング機能を搭載したスマート照明で、人の動きなどによる通信電波の変化(揺らぎ)を感知することで、部屋に人が入ると照明を自動で点灯させるといったことが行えます。
Wi-Fi環境があればハブや人感センサーを必要とせず、電球さえあれば照明のスマート化を行なえるのが特長で、Wi-Fiセンシング機能「SpaceSense(スペースセンス)」が搭載されており、センシング感度は9段階で設定可能ということです。
本体が送信機/受信機のような役割を持つので、同機能の利用には照明器具が最低2つ必要ですが、照明は電球2つでも電球とポータブルライトのセットでも自由に組み合わせられ、2つ以上連携させることも可能。
設定が容易な点も本製品の特長で、アプリにWi-Fiのパスワードを入力し、製品を認識するだけで完了し、しかもメールアドレスや電話番号などの個人情報の登録が不要なので、プライバシー保護の観点からも嬉しいですね。
シグニファイジャパンでは、WiZブランドについて「スマート照明市場のすそ野を広げる存在」と位置付けており、世界60カ国で展開され、この度日本初上陸となった同ブランドは使いやすさに徹底的にこだわることで、一般的なスマート照明との差別化を図ったとコメントしています。
価格帯も1980円~7980円とリーズナブルな設定で、これなら導入を考えてみようかという人が増えるかもしれませんね。
なお、詳細については「シグニファイジャパン」のニュースリリースおよび製品情報でご確認ください。