昔自分が大好きだったドラマに「0011ナポレオン・ソロ」という作品があります。
ロバート・ヴォーンとデビッド・マッカラムの二人が西側の凄腕スパイ(ソロとイリヤ)としてW主人公を演じたこのドラマ、「スパイ大作戦」同様当時の日本では大人気で、私は金髪で青い目をしたイケメン、マッカラムの大ファンに夢中になりました。
「ナポレオン・ソロ」は、1964年から68年まで放送された、まさに60年代のスパイドラマを代表する作品の一つ。
この物語のW主人公であるソロとイリヤを併せて2で割ったようなのが、「SPY×FAMILY」の主人公、ロイド・フォージャーこと「黄昏」です。
凄腕だけれど、どこかおちゃらけたところがある男性的なソロと、クールで中性的な美貌を持つイリヤ、その二人分の魅力を彼「黄昏」は持ち合わせています。
タイトルが表す通り、漫画「SPY×FAMILY」は、架空の国「西国(ウェスタリス)」のスパイとして「東国(オスタリア)」に潜入した「黄昏」が、精神科医・ロイド・フォージャーという名で、「妻役」の公務員ヨル、そして実は超能力者である「娘役」のアーニャと共に繰り広げる冒険譚です。
3人とも元は赤の他人であり、さらにお互いの「真の姿」を知らないという設定で、ヨルは「依頼の電話」が入ると、普段のシャイな姿から一変し、妖艶な殺し屋「イバラ姫」へと変貌、ターゲットを容赦なく切り刻みますし、アーニャには人の心が読めてしまう(それを利用する大人たちから逃げ出した)本人にとっては持て余してしまうような能力がありますが、それは誰にも打ち明けていません。
アーニャから「ちち」と呼ばれるイケメンで優しい精神科医ロイドも、「仕事」の時には顔色ひとつ変えず銃口を敵に向けて殺戮します。
そんな3人が少しづつ、本当の家族として成長していく過程が描かれるのもこの作品の魅力で、漫画はもちろん面白いのですが、アニメは音と動きが加わって、この作品をさらに面白くしてくれました。
そしてアニメSeason2が10月からテレビ東京ほかにて放送決定し、さらに「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が12月22日に公開決定ということも併せて発表され、「SPY×FAMILY 」ファンにとっては楽しみな展開になってきています。
また、最近「SPY×FAMILY 」を知った・ファンになった、という人には、4月14日(金)テレビ東京6局ネットで、18時25分からSeason1の再放送があるそうなので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。