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2分で新型コロナウイルスを可視化する新検査法

新型コロナウイルスで世界が大変な状況に陥ってから、すでに1年以上が過ぎました。

昨年の今頃は不織布マスクや消毒液が不足し、まだウイルスとの付き合い方がほとんど分かっていなかったので、今よりずっと気持ちが張り詰めていたように思います。

そして現在、マスク生活もすっかり当たり前になり、外に出ても昨年ほどびくびくはしなくなりました。

が、「無症状でも感染していることがあり、その場合でも人にうつすことがある」という認識が行き渡り、「もしかしたら自分も」と思うことがしばしばです。

そんな不安を払拭するには、検査を受けて白黒をはっきりさせるのが一番。

そうは思うのですが、今現在に至っても、特に症状がない状態で検査を受けるのはまだハードルが高いように感じています。

なぜかといえばそれは費用のこともありますが、「いろいろ面倒そう」なことが最も大きな理由ではないでしょうか。

実際現段階で最も利用されていて精度が高いPCR検査は、「検査する側」も手技が煩雑で時間がかかり、結果が出るまでにも通常1~4時間かかります。

またもうひとつの検査法、迅速抗原検査はどこでも簡単に検査ができる一方、PCR検査と比較して感度が低く一度に大量の検査ができないというデメリットがありました。

この2つの検査法の「良いとこどり」をした新しい検査法「CV(Cornavirus Visualization)検査法」が、このたび琉球大学と有限会社「マイテック」の共同開発で実現したそうです。

CV検査法最大の特長は、コロナウイルス検体(唾液・鼻粘膜)の採取から結果判明までが、わずか2分ということ。

これならば、検体を採取してもらったらすぐに結果がわかるので、タイムラグがほとんどなくて「面倒くささ」はかなり減りそうですね。

ちなみに「マイテック」は、「1滴の血液でガンの早期診断をする」検査法を開発したことで知られる企業です。

ウイルス拡大を防ぐためには、感染者をいち早く診断して隔離することが不可欠とされていますから、このように優れた検査法は積極的に取り入れていただきたいと思います。

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