元日に起きた能登半島地震。
いまだ数多くの住宅がその時に倒壊したままの姿で、その上に雪がちらちら降っているのを見た時は、「無常」という言葉がなぜか頭の中に浮かんで、目頭が熱くなりました。
いつなんどき、私や私の家族、そして今住んでいる家や地域が同じような災害に見舞われるかわかりません。
その時自分がどこにいるのか、もちろんわかりませんが、今は外出する時にも最低限の備えが必要と考え、救援を呼ぶためのホイッスルやカロリー源になるチョコレート、一回分の携帯トイレなどを小さなポーチにまとめてバッグに入れるようにしています。
同様の備えをされている方々はけっして少なくないと思うのですが、そうした需要に応えるように、今回普段使いができつつも、万一の災害時には即「非常用バッグ」として使うことができるビジネスバックパックが発売されることになったそうです。
商品名はオンオフ兼用可能なビジネスバックパック「ラグレンティス」。
発売元は旅行バッグやスーツケース、ビジネスバッグ、旅行小物などの製造卸で知られる「エース」です。
「ラグレンティス」は、リュックタイプの普通のビジネスバッグのように見えますが、実は「フェーズフリー認証」を受けた高機能なバッグ。
「フェーズフリー」とは、「身のまわりにあるモノやサービスを、日常時に加えて非常時にも役立てるという考え方」のことだそうです。
本商品に関していえば、「荷物量に応じてマチ幅を広げ、容量の拡張が可能な「エキスパンダブル」や、小物収納に適した「オーガナイザーポーチ」が搭載され、非常時は貴重品を入れて携帯できる仕様になっている点が、非常時対応。
また内装には、薄暗い場所でも中が見やすいよう、視認性の良い明るい色が生地を採用されており、外装には夜間の安全性を高めるため、光を反射する「リフレクター」が、ファスナー引手など各所に配置されているそうです。
一方で普段使いの機能としては、荷物の仕分けがしやすい2気室構造、内側に柔らかなパイル生地を使用したPC収納部を搭載。
他には、バッグをコの字型に囲むように天面と左右側面に配置された計5カ所のハンドル、スーツケースのプルドライブハンドルに固定して持ち運べるセットアップベルトが搭載され、本体には、耐摩耗性に優れた「PUコーティング」を施した生地を採用されているとのことです。
なお本商品には「小中大」3タイプのサイズがあり、カラーはブラックとグレーの2色。
ちなみに、リュック大の本体サイズは「29×49×16」(横×高さ×幅cm)です。
価格はリュック小が23100円、リュック中が25300円、リュック大が27500円で、3月上旬発売予定ですが、ハンズでは2月10日から先行発売が予定されています。
気になった方は、ぜひ「エース」の公式サイトで詳細をご覧ください。