ここ数年で急激に増えたデリバリー・サービス。
コロナ禍で外出を控えざるを得なかったことで、必然的に需要が増したのでしょう。
中でも目立つのが「Uber Eats」です。
白と緑のロゴが入った大きなデリバリーバッグを背負って自転車を走らせる人、見かけない日はまずありません。
そのUber Eatsが、AIを活用した自律走行ロボットによるフードデリバリーサービスを、3月6日からスタートしました。
このロボットは、米国Cartken(カートケン)社の「Model C」で、サイズは長さ71cm×幅46cm×高さ60cm、積載容量は最大27L、20kgまで。
グリーンの本体に、同色の蓋の上には「Uber Eats」と社名が入っており、最高速度は時速5.4km。
自律のほか遠隔監視操作のもと安全基準に準拠して走行するとのことです。
3月5日には、サービス開始に先駆けてロボットやサービスの詳細についての発表会が行なわれ、日本橋で実際にロボットが公道を走ってフードデリバリーを行なう様子が報道関係者向けに公開されました。
今回のロボットを使ったデリバリーサービスは、Uber Eats Japan、三菱電機、米国Cartken(カートケン)の3社が業務提携をして実現したもの。
協力加盟店のみの対応となり、最初は2店舗から始まるそうで、利用者は通常の配達を選択することもできますが、ロボットの指定は不可、今後、対応エリアや加盟店を増やしていくとのことです。
なお、ロボットリバリーの稼働時間は平日10時から17時になります。
労働人口の減少への対策として期待される今回の新サービスの行方が気になりますね。