人気アニメ漫画「クレヨンしんちゃん」の映画版29作目となる「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」が4月23日から公開になります。
息子が幼稚園に通っている時すでに「しんちゃん」は放送されていたことを思うと、この作品の長寿ぶりにびっくりします。
「下ネタが多くて下品」などいろいろ言われつつも、実際に映画版を見たことのある私は、「いや、『しんちゃん』の映画は泣けるんだぞ」と思うんですね。
特に「オトナ帝国の逆襲」(2001年)は秀逸でした。
しんちゃんが「オラ、オトナになりたいから!」と叫ぶシーンや、ケンとチャコ二人によるラストシーンは思い出すだけでも涙腺が緩くなってくる・・・。
そんなオトナの鑑賞にも耐えうるクオリティの作品を繰り出してくる「クレしん」映画の最新作では、主題歌を担当したバンド「マカロニえんぴつ」も話題になっています。
マカロニえんぴつは、はっとり(※本名・河野瑠之介)・高野賢也・田辺由明・長谷川大喜による4ピースバンド。
中心となっているのは、ボーカル&ギター担当のはっとりさんですが、他の3人もそれぞれしっかり歌える人たちのようで、それは「クレしん」映画最新作の主題歌「はしりがき」(4月9日発売)でもはっきり感じることができます。
作中の随所で聞かれる綺麗なハーモニーは、一人一人の歌がしっかりしていなければ成り立ちません。
そしてこの曲最大の魅力は、生命力にあふれた疾走感だと思います。
ずっと昔から私の大好きだった「パワーポップ」を思い起こさせるパワーと勢いとフレッシュ感のある音作りは、スクリーン狭しと動き回るであろうしんちゃんたちとベストマッチ。
耳に残るギターワークも心地よさを感じさせ、聞いていてとても気分が上がります。
すでに若い世代の間ではプチブレイクを果たしているというマカロニえんぴつですが、おそらくこの作品でさらにその名前を知る人が爆発的に増えるでしょう。
今年ブレイクしそうなバンドの筆頭格として、これからの活躍を注視していこうと思います。