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「ドクターX」第7シリーズ 今回の「敵役」は野村萬斎

米倉涼子の当たり役、「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第7シリーズが制作されるという発表がありました。

「私、失敗しないので」というセリフと、マスク越しに見える眼差しのどきっとするほどの「強さ」に毎回圧倒されるストーリー展開が魅力の本ドラマ、これまでに数多くの個性的なキャラクターが登場し、ドラマを彩ってきました。

たとえば、シリーズを通じて登場する「神原晶」(医師紹介所の所長)=岸部一徳の、つかみどころがない独特の佇まいと、「メロンです。請求書です。」と言って大門未知子が行なった手術への「費用」を請求する決め文句は、何度見ても面白い。

また、いわゆる「狸親父」という表現がぴったりの蛭間重勝=西田敏行は、冷酷な中にも人間らしい様々な感情が見え隠れする「生きた」キャラだと思いながら見ていました。

それから、米倉涼子の素晴らしい脚線美と、何を着てもかっこよくキマるファッションも、見所のひとつだと思います。

そんなスケールの大きなドラマの最新シリーズに、新たに大門未知子の敵として立ちふさがるのが、野村萬斎演じる「東帝大学病院」の内科部長・蜂須賀隆太郎です。

野村萬斎は狂言師として有名ですが、役者としても映画「陰陽師」で演じた安倍晴明役がブレイク。

直近では「シン・ゴジラ」でモーション・キャプチャーを使ってゴジラを演じて話題になりました。

その野村萬斎が第7シリーズで扮するのは、「100年に1度のパンデミック下で、感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用しようとする」超完璧主義者の内科医。

現実世界とリンクしたパンデミックワールドが舞台というのも、思い切った設定だなと思います。

また、どんなキャラを演じても強烈な印象を残す野村萬斎を起用したのも、目の付けどころが鋭い!と感心しました。

大門未知子は外科手術を通じて人を救うプロですから、それをさせない側に立つ蜂須賀は正に主人公の「敵役」!

ただ、おそらく蜂須賀には彼なりの「正義」がしっかりと貫かれているはずであり、その分厚い壁と大門未知子がどうやって戦っていくのか、これは見応えのある内容になりそうです。

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