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自動車窃盗の新手「キャンインベーダー」にご注意を

今朝何気なく見ていたネット記事に「キャンインベーダー」という見出しが躍っていました。

この「キャンインベーダー」という単語には、一体どういう意味があるのでしょうか。

「インベーダー」というワードがついているので、最初は大真面目に「何かゲーム関連の新語だろうか」などと思っていたのですが、実はこれ車を盗み出すための新手のやり口のことでした。

「キャンインベーダー」は、「車に特殊な機器を接続し、車の各部分に電子信号を送って制御する『CAN(キャン)』を乗っ取ること」を意味するワードです。

今年8月、兵庫県で高級車の窃盗容疑により摘発された容疑者は、車のフロントバンパーを外してヘッドライトの裏側にコードを接続し、機器でCANを操って解錠してエンジンを作動させていたとみられるそう。

ねっからのアナログ脳な私からすると、よくそんなに複雑なデジタル作業ができるよな、と変な感心をしてしまいますけれど、愛車を盗まれた方にすればこれはもう言語道断、とんでもない行為です。

同じような車の窃盗事件は埼玉県内でも起きていて、今月9日から10日にかけてSUB車のランドクルーザーが、計9台も立て続けに盗まれたという発表がありました。

同県内ではランドクルーザーが約80台も盗まれる被害が確認されており、県警はいずれもキャンインベーダーによる犯行と見ているそうです。

被害にあった車にはいずれも施錠はされていたものの、前述したキャンインベーダーを使った何者かによって、解錠されてしまった模様。

残念ながら、現時点では電子的な防御策は難しいというのがちょっと悔しいです。

でも、ハンドルロックやタイヤロックを使って物理的に車を動かせなくするといった対策は有効だそう。

大切な車を守るため、皆さんできるだけの予防策を講じていきましょう。

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