日本酒に詳しい方なら、「この銘柄のお酒なら何度の熱燗が良い、これだったらこれくらいの温度」ということをご存知かもしれません。
あいにく私は普段あまり日本酒を飲まないので、こういったことに疎いんですが、ちょっと調べたところ一般的によく言われる「人肌」(約35℃)は、だいたいどんな種類の日本酒にも向いている熱さなんだそうですね。
だから、「熱燗するなら人肌が良い」と言われてきたことを初めて知りました。
さらに、銘柄によっては「人肌」よりも少し熱めの「ぬる燗」(約40℃)、それよりも5℃熱い「上燗」でつけると、美味しさがぐっと増すものもある、と知り、熱燗の奥の深さに触れることができたような気がしました。
さて、このように「いい塩梅」のお湯につけて温めることで、おいしい熱燗が楽しめることはわかったけれど、これを実際自分でやるとなると、けっこう大変です。
ずっと一定の温度で徳利を温め続けても、それを出して飲み始めると、徳利がすぐに冷えてしまう、そんな問題があるからです。
そういったお悩みを解決してくれる家電が発売になりました。
1月27日現在、アマゾンの売れ筋ランキングにも上位に登場している、「のんべえ横丁 NBE-1」(三ッ谷電機/税別価格8000円)です。
これは卓上でお燗ができる湯煎式熱燗器で、専用の容器に移し替える必要がないため、好みの徳利をそのまま使えます。
カップ酒などもそのまま使用可能で、操作は本体前面にある「ぬる燗/上燗/熱燗」の3つから好みのモードを選択し、その中に徳利やカップごと入れて温めるだけ。
35~59℃のあいだでの細かい温度設定が可能で、前述したような「このお酒にはこの温度」が簡単に実現できる上、その温度を保ったままおいしいお酒を楽しむことができるんです。
本体サイズは12.5×12.5×14㎝(幅×奥行き×高さ)、重さは約500g、小さな樽のような可愛い形をしています。
興味を持たれた方は、「三ッ谷電機」の公式サイトで詳細をご覧になってください。