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土屋鞄 バッグリユース事業に本格参入へ

昨年11月の当ブログでも取り上げたことのある「土屋鞄」。

「土屋鞄」は、ランドセルや皮革鞄、革小物などの企画から製造、販売までを行なっている会社です。

1965年の創業から、企画・製造・販売・修理までを自社で一貫して行い、全国に20数店舗を展開、直営店での販売のみに特化して、卸販売は行わないというポリシーを持ち続けてきた土屋鞄が、今年6月にリユース事業へ本格参入するという発表がありました。

リユースに関して土屋鞄では昨年すでに、期間限定で自社製の皮鞄を引き取って修理し、最大50%オフの価格で再販するという試みがなされています。

この時は、古い革鞄を100点集めるのが目標だったそうですが、結果的にはその目標を大きく上回る580点もの鞄が引き取られ、そのうちの約150点が限定期間中に販売されたそうです。

そしてこの引き取りサービスを利用した人たちへのアンケートでは、約9割が「満足」と回答。

鞄を出した人からは「自分がかつて愛用した革鞄が、職人さんたちの手によって再び命を吹き込まれ、ほかの方がまた愛用してくれると思うと嬉しい」という声があり、再販されたバッグを購入した人たちからは「状態が大変綺麗なので驚いた」という声や「革製品独特の味わいが出た状態のバッグを購入できてよかった」など、多くの高い評価が寄せられたとのことです。

これらの結果を受け、土屋鞄では古くなった同社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して定価の最大50%オフで再販売し、新品と同様の返品保証・修理などのアフターサービスにも対応する、リユース業への本格参入を決定。

6月と10月の2ヶ月間、全国14店舗と配送(同社着払い)で対応がなされる予定で、バッグの提供者には1回の引き取りにつき、同社の全店舗とオンラインストアで大人向け鞄の購入時に利用できる20%割引クーポンの提供もされるそうです。

ただし、外装と内装にひどい汚れや破れがあるもの、バッグ製品本体の半分を超える範囲の革に色褪せや傷、擦れがあるものは引き取り対象外となりますで、ご注意ください。

熟練した職人集団を擁する土屋鞄ならではの、味わいある商品が見つかるかもしれない今年の皮鞄再販は、9月から10月頃と、11月から12月頃の2回を予定されており、東京都・中目黒と大阪府・大阪市(グランフロント大阪)のランドセル専門店「童具店」2店舗で、期間限定のポップアップストアがオープンとなります。

気になった方はぜひ「土屋鞄製作所」の公式サイトで詳細をご確認ください。

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