今日6月10日は時の記念日。
日本で初めて、時計による時の知らせが行われたことを記念して制定された日だそうです。
制定されたのは今から100年以上前の1920年(大正9年)といいますから、随分歴史ある記念日なんですね。
さて、この「時の記念日」にちなんだのでしょうか、クラシカルでエレガントな「時計塔」で知られる銀座・和光本館が、本日よりその名称を「SEIKO HOUSE GINZA(セイコーハウス銀座)」に変更します。
銀座には歴史を感じさせる素敵な建物がたくさんありますが、それらの中でも群を抜いて印象深いのが和光の時計塔だと思います。
その和光本館は、セイコーホールディングスが保有する建物で、そもそもセイコーの前身・服部時計店が1894年銀座4丁目に進出した際、服部時計店の創業者・服部金太郎の強い希望により、建物の屋上に時計塔が設置されました。
その後関東大震災からの復興の象徴として、1932年に新社屋の2代目時計塔が完成。
そして今年2022年、2代目時計塔竣工から90年を迎え、本日からその名称が「SEIKO HOUSE GINZA(セイコーハウス銀座)」へと変わったのです。
今回の名称変更に伴い、セイコーハウス銀座をSEIKOブランドの発信拠点とする再整備が実施され、5階にゲストラウンジ、6階にセイコーハウス銀座ホール、7Fに工房、屋上にはスカイガーデンが設置されます。
また、地下1階から地上4階の和光の店舗は営業を継続するそうです。
古き良きもの、に思いを馳せるのにぴったりな銀座。
同時に、絶えず時代の流れも敏感に汲み取り、今回のような試みが行われるところに、「クラシックでありながらモダン」な「銀座」の魅力を感じます。
本日オープンの「SEIKO HOUSE GINZA」、気になった方は公式サイトで詳細をご覧になってくださいね。