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海洋プラスティックゴミから生まれたボールペン「ジェットストリーム」

ボールペンの「ジェットストリーム」といえば、文房具に詳しい方なら多分みなさんご存知の、とても書き味が滑らかな三菱鉛筆の傑作です。

油性ボールペンの持つ滲みにくさと、乾きやすく手が汚れにくくて書き心地が滑らかという、良いとこどりをしたような「ジェットストリーム」は、ボールペンファンによるボールペンの投票企画において、2011年から2021年まで連続で1位を獲得するという人気ぶりです。

さて、この「ジェットストリーム」から、新作が発表となりました。

7月11日にノベルティ専用商品として受注が開始されるのは、「ジェットストリーム 海洋プラスチック SXN-UC-07 ROP」(価格220円)。

本商品の特長は、ボールペン軸の素材として使い捨てコンタクトレンズの空ケースと海洋プラスティックゴミが使われているという点です。

近年環境問題にもなっている、海を漂うプラスティックのゴミは、その素材の性質上、海中での滞留期間が長く、それらを誤って食べてしまったウミガメが死んだり、ゴミが漁網に絡まったりといった様々なトラブルを引き起こしています。

そんな「困った存在」である海洋プラスティックゴミを何とか活かせないか。

そして出来上がったのが今回発売となる「ジェットストリーム 海洋プラスチック SXN-UC-07 ROP」だったのです。

コンタクトレンズの空ケースは、「コンタクトのアイシティ」を展開するHOYAのアイケアカンパニーが提供し、それと日本国内で回収された海洋プラスチックごみよりリサイクルした“ポストコンシューマープラスチック”がボールペン軸として採用されました。

文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得し、環境に配慮したボールペンになっています。

インクの色は黒、ボール径は0.7mm、軸色はライトブルー、替芯は「SXR-7」(価格110円)を使用。

このボールペンを使うことで、自分も環境問題の解決に少しだけど協力ができる、そんなささやかな誇りを持てそうな新商品です。

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