電動アシスト付き自転車を愛用する自分にとって、とても興味深い発表がありました。
それは、「ホンダ」が普通の自転車に取り付けることで電動アシスト化し、スマホと連動した制御が可能になる「SmaChari(スマチャリ」を発売するというニュースです。
車やバイクのイメージが強い「ホンダ」ですが、今回の新商品開発の背景には、自転車通学をしている高校生たちのおよそ半数が高低差50m以上の坂道で体力的負担を感じており、彼ら世代の若者たちの自転車事故の割合が他の世代と比較して突出していること、さらに自転車は販売後に定期メンテナンスなどの義務付けがなく、整備不良や故障に気づきにくい状況にある、という現状がありました。
こうした状況を解決するため、ホンダが企画・開発したのが「SmaChari(スマチャリ)」です。
「SmaChari(スマチャリ)」は、スマホアプリと自転車に取り付ける電動アシストユニットで構成され、取り付ける自転車のタイプに合わせ、法的に準拠するアシスト出力を算出して適用させる日本初の出力制御技術を搭載、これによりさまざまなタイプの自転車を電動アシスト・コネクテッド化できるとのこと。
9月に発売される初の搭載製品は、クロスバイクのKohdaabloom「RAIL ACTIVE」にSmaChariを搭載した「RAIL ACTIVE-e」。
価格は220000円で、5月から受注が開始されますが、重量は15kgと、一般的なe-Bikeと比べて軽量ということです。
販売は、ワイ・インターナショナルが展開するスポーツ自転車専門店「ワイズロード」「ワイズロードオンライン」で行なわれます。
なお、製品は、4月15日~16日に東京ビッグサイトで開催される展示会「CYCLE MODE TOKYO 2023」で展示予定となっています。
この製品が一般化されれば、これまで電動アシスト自転車導入に踏み切れずにいた人たちも「使ってみようか」という流れになるかもしれません。
気になった方は、「ホンダ」ならびに「RAIL ACTIVE-e」で詳細をご確認ください。