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ピクシヴ 「AI」問題で規約を改定

最近ほぼ毎日どこかで耳にする「ChatGPT」。

「さまざまな質問・要望に対し、文章で回答するチャットボット」を「ChatGPT」と呼ぶそうです。

初めて登場したのは昨年11月と驚くほど最近のことなのに、もう世界的の隅々にまで「ChatGPT」の話題が行き渡っているのはすごいことだと思います。

5月26日からは、日本でも公式アプリ「OpenAI ChatGPT」のダウンロードができるようになりました。

このようにAIの発展には目を見張らされるものがあり、これが良い目的や方向性で用いられれば大歓迎なのですが、現実はそう簡単なものではなさそうです。

例えば、「pixiv(ピクシヴ)」でこのたび発表された「規約改訂」は、AIの誤った使い方をしたことで生じた結果に対するものでした。

「ピクシヴ」は、イラスト、漫画、小説を中心にした日本発のSNSで、自作の作品をアップロードしたり、他メンバーの作品を閲覧して、その作品をブックマークしたり、メッセージを送ったりすることで、互いに交流ができる仕組みになっています。

当然のことながら、ここで発表される作品は「描き手」である「人間」が創り出した作品であったわけですが、ここ数年の間にAIを利用して制作された作品や、それらを大量に取引するためのみにピクシヴを利用する例が多発したのだそうです。

中には、人気の作者の作品をAIに学習させ、それらを発表する例も出てきたことから、ピクシヴでは利用規約を改訂。

「pixivガイドライン」では、「AIなどを使うなりすましや大量投稿を禁止。またAIにより“偶然生成された”作品でも、特定の作品と著しく似ている場合、禁止行為に該当する。利用するソフトウェアや過程、故意や過失の有無を問わず、投稿者は投稿作品に責任を持つ」とし、「社会通念上問題ない行為であるか、よく精査した上で利用するように」と記載されるとしています。

私自身もピクシヴには長年アナログイラストを投稿してきましたので、今回ピクシヴが規約改訂に踏み切ってくれて、正直ホッとしています。

それにしても、こんな状況が生まれてくるとは、AIは一体これからどこまで変貌していくのでしょうか。

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