つい先ごろ(7月5日)、「ゴルゴ13」が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス認定されたばかりだったのですが、「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が「ゴルゴ13」と並ぶ201巻目のコミックスを発売することがわかり、今注目を集めています。
「こち亀」のコミックス201巻が発売されるのは今年10月4日。
発売元の集英社によると、今回のコミックスは連載40周年とコミックス200巻を記念して開催された「こち亀展」で展示され、会場でしか読むことができなかった「想い出の巻」、再編集版コミックス・集英社ジャンプリミックス「平成こち亀」シリーズに収録された描き下ろし作品3編、2017年以降に『週刊少年ジャンプ』に掲載された6編のエピソード、秋本氏が紫綬褒章を受賞された際の描き下ろし号外漫画などが収められているそうです。
「こち亀」といえば、「柴又=寅さん」のように、「亀有=両さん」とすぐ思い浮かべられるぐらい、作品の舞台である「亀有」は作品の聖地として有名ですよね。
作品はこれまでアニメ化もされ、さらには香取慎吾を両さん役にして実写版のテレビドラマ化や映画化までされましたから、今でもファンが「こち亀」の聖地巡礼をしたくなる気持ちはよくわかります。
街のそこかしこには、「こち亀」にちなんだオブジェや看板などを見ることができ、まるで本当に両さんや中川や麗子たちが亀有の街で生きているような錯覚に陥りそうです。
それにしても、「こち亀」作者の秋本治先生は、「こち亀」が2016年に連載終了となるまでの40年間、一度も休載することがなかったいうのには本当に驚きました。
漫画家は体力も精神力も常にフル活動させなければ成り立たない仕事ですから、40年もの長い期間毎回あれだけのクオリティの作品をずっと描き続けられたことは、本当に賞賛に値することだと思います。
秋元先生、これからもお身体を大切にしながら、どんどん楽しい作品を描き続けていってください。
コミックス201巻の発売を楽しみにしています。