コロナ以前は、アルコールが苦手・あるいは全く飲めなくても、仕事の延長線上でお酒の席に出ざるを得ず、その都度しんどい思いをした、という人が多かったことでしょう。
自分自身は普通に飲める方なので、そういう点での苦労はあまりしたことはなかったですが、昔の同僚で微量のアルコールでもすぐ真っ赤になってしまう人がいて、本当に辛そうだったのを今でも覚えています。
それが、新型コロナ感染症でリモートワークが増え、そうした「気が進まないこと」をしないでも済む環境ができてきたことは、個人的には良い流れだと感じます。
そのような流れの中、新形態の「バー」が、6月30日に渋谷宇田川町にオープンするというニュースを今日は取り上げることにしました。
「自分はお酒が苦手だ(あるいは飲めない)けれど、お酒を飲める人と一緒に安心して飲める場所が欲しい」という人たちの声から生まれたこのバーの名前は、「SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバー シブヤ)」。
「スマドリ」は「スマート・ドリンキング」の略称で、「お互いの飲み方の多様性を尊重しあえること」を示すワード。
自分の体質や好みにあったドリンクを合計100種類以上のメニューから選ぶことができるという「スマドリ」なら、きっと誰でも「自分にぴったりの1杯」を選ぶことができるでしょう。
具体的には、ハードクラフトレモネードやハードクラフトコーラなど、多種多様なドリンクをアルコール分0.00%、0.5%、3.0%から選ぶことができる、またアルコール分0.5%の微アルコールビールテイスト飲料「ビアリー」や、微アルコールスパークリング「ビスパ」、アルコール分3%のハードセルツァー「VIVA」など、とにかく多種多様な選択肢があって、選ぶのに一苦労しそうですが、それも楽しい苦労なので良いですよね。
「SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバー シブヤ)」の所在地は、東京都宇田川町23-10、客席数は70席(予定)で、営業時間は12時~22時(予定)となっています。
また、オープンに先立ち、「スマドリ」は4月20日から公式インスタグラムを開設し、「スマドリバー」に興味を持つ人たちに広く呼びかけ、双方向のコミュニケーションを目指します。
アフター・コロナの生活がおぼろげながらも見え始めてきた今、こうした新しい形態の楽しい施設が生まれることは本当に喜ばしいこと。
飲める人も飲めない人も、肩を並べて楽しく過ごせるひとときが、この先当たり前のものとなるよう、願ってやみません。