「めぞん一刻」や「らんま1/2」など、ヒット作、人気作を数多く創り出してきた漫画家・高橋留美子さん。
彼女の作品を見たことがないという人は、あまりいないんじゃないかと思います。
その高橋さんの作品中でも特に人気の1作は、「うる星やつら」でしょう。
1980年代「週刊少年サンデー」に掲載され、単行本は34巻(全366話)という長期連載作品となり、テレビアニメ化、劇場アニメ化もされた高橋さんの代表作です。
テレビアニメ版は、1981年10月~1986年3月に放送され、第1話から100話までオープニングテーマとして流れた「ラムのラブソング」は、この漫画のヒロイン・鬼族の美女ラムちゃんの健気な可愛らしさが存分に感じられるキュートな歌として、今も時折耳にすることがあります。
そしてこのたび、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で、「うる星やつら」の完全新作アニメが今年10月から放送されることが決まりました。
長年のファンからは、「まさか今また新作が見られるとは思わなかった!」という声が上がっています。
また、アニメ版といえば「声優は誰?」という問いが当然上がりますが、今回の主なキャスティングは以下の通りです。
諸星あたる=神谷浩史、ラム=上坂すみれ、三宅しのぶ=内田真礼、面堂終太郎=宮野真守、錯乱坊=高木渉、サクラ=沢城みゆき。
1980年代のアニメ版では、あたるの声は古川登志夫、ラムちゃんの声は平野文、がもうすっかり耳に馴染んでおり、これ以外の人で大丈夫なの?といらぬ心配をしてしまいますが、第一弾PVを見た人たちからは、「すごい、全く違和感がない」という声が多数上がっています。
「先輩たち」へのリスペクトをこめ、80年代版に寄せた演技をされているのかもしれませんね。
きっと新作が動き始めたら、令和版ならではのそれぞれの個性が少しづつ滲み出てくるだろうと、私は思っています。
これで秋の楽しみがひとつ増えました。