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常識を覆すスプリング配置で実現 ゼブラの3色ボールペン

ゼブラ株式会社は、三菱鉛筆、パイロットコーポレーションと並び、ボールペンでは抜群の国内シェアを誇る企業です。

「🎵ゼブラ、ゼブラ、ゼブラ、ゼブラ、ボールペン、クリスタル!」というCMソングを覚えている(昭和世代の)方も多いのではないでしょうか。

シマウマをデザインしたロゴが、同社の商標となったのは今から110年前の 1914年。

とても歴史のあるこのゼブラから、2月13日にこれまでの常識を覆す、新時代のスリムなジェルボールペン「サラサクリップ 3C」が発売されることになりました。

従来多色ペンの構造は、中芯にスプリングが巻きついていて、スリムにしようと中芯を中央に寄せるとスプリング同士が絡まるため、中央に空間を設ける必要があり、スリム化できなかったそうです。

また、ジェルボールペンはインクの排出量が多く、油性に比べて必要なインクの量が多くなることもペンが太くなる要因で、スリム化しようとするとインク量を減らして筆記距離を犠牲にしなければならなかったとのこと。

この問題に対しゼブラは、スプリングを中芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を開発し、中芯を中央に寄せる配置を可能にしました。

その結果、従来と同じ中芯を使用しながら、従来品との比較で軸径8%スリム化と7%軽量化が実現されたそうです。

この新機構は「従来の常識を破るアイデア」とされており、開発では中芯の隣にスプリングを配置する機構はノウハウがなかったので、何度も試作品を作り、作動するか確かめながら進めていったとのこと。

その上強度の調整も難しく、約4年もの開発期間を経て今回商品化に至ったということです。

多くの人たちの知恵と努力が身を結んだ商品化として、注目したいと思います。

興味を持たれた方は、「ゼブラ」のニュースリリースサイトで詳細をご覧ください。

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