聴覚障害がある方は、人の口元の動きを見てその人が何を言っているかを読み取る。
そんなことを聞いたことがありました。
コロナの影響で、事実上マスクなしでは直接人と話ができなくなっている今、そういう方たちはどうやってコミュニケーションを取られているのでしょうか?
まさかその都度筆談とかされているわけではないでしょう。
また、人の表情や話をするときの口元などを見て、それを真似ながら成長すると言われる幼少期のお子さんにとっても、周囲の大人が四六時中マスクで口元が隠れている状況はけっして良いものではないとも言われています。
そんな状況を少しでも改善できる方法はないものか。
そんな悩みに応えるように発売されたのが、「unicharm顔がみえマスク」(税込価格1480円+個別送料310円)です。
本商品はもともと4月27日から5月14日まで販売期間が設けられていましたが、前評判が相当高かったからでしょう、発売日当日に完売したとのこと。
現在販売再開は未定となっています。
つまりはそれだけ現在の「マスクなしでは話ができない」状況で困っている人たちがたくさんいた、ということの証なのでしょう。
「unicharm顔がみえマスク」は、商品名通り普通のマスクならすっぽりと覆い隠されて全く見えない口元部分が見えるマスクで、鼻から顎にかけてと耳掛けの部分だけフィットする白い生地でできており、目の下、両ほほ、口周り部分は曇り止め加工が施された透明PETシートでできています。
布部分は「抗菌、UVカット、接触冷感、吸水速乾」機能つき。
正直見た目は、これまでにないものなので少々違和感があります。
しかし、より多くの人たちがこのマスクを利用するようになってくれば、おそらくそういう違和感も減っていくでしょう。
こういう商品に出会うとき私がいつも思うのは、「いろんな困難があるけれど、人間はけっこうしぶとい。どうしたらこの困難を少しでも困難ではなくせるか、必ず打開策を打ち出してくる」ということ。
だから思うのです。
今現在私たちが直面しているこの困難な局面にも、必ず出口を見出せる日はやってくると。