ここ数年で急によく耳にするようになった「ブラックフライデー」というワードの意味を私は誤解していました。
どうしても「ブラック」という形容詞がつくと、何かしらネガティブなものを指しているのか、とつい反射的に思ってしまうからです。
しかしながら「ブラックフライデー」というワードが意味するのは、それとは真逆なむしろハッピーなものでした。
「ブラックフライデー」とは、もともとアメリカから始まった商業イベントで、具体的には「11月第4木曜日の感謝祭（サンクスギビングデイ）後に行われる大規模なセール」を指しています。
ご本家のアメリカには、11月に「感謝祭」というイベントが昔からあり、そのために比較的小規模な小売店はプレゼントなどを用意するのですが、その時に売れ残った商品の在庫一掃セールを開くんだそうですね。
その初日が感謝祭翌日の金曜日であり、その日は買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られていて、アメリカの小売業界では一年で最も売り上げが見込める日とされているそうです。
この日はまた年末商戦の幕開けを告げるイベントでもあり、そんなアメリカでのやり方が日本にも少しづつ浸透してきている・・・といった感じなのでしょう。
思えば昨年はコロナの影響で、「人が集まる」こと自体、絶対に避けなければならないと誰もが考えていたので、このようなイベントが行われるような余裕は世の中全体になかったと思います。
しかし、今年は違います。
感染者が激減し、昨年と異なりただコロナに怯えるだけの状況ではもはやなくなりました。
ようやく、安心して買い物にでかけることができるようになってきたのです。
そんな中、先陣を切って今年の「ブラックフライデー」実施を発表したのが、イトーヨーカドーです。
ヨーカドーでは、11月17日から14日間にわたり全国130店舗で「ブラックフライデー」セールを開催、それに先立ちネットスーパーの方では昨日から予約受付が始まりました。
今回のセールで対象になるのは、「ライフスタイル」108品、「食品」20品の計128品。
実施期間は昨年の約2倍の14日間、対象商品も約2倍の種類をラインナップしているとのことです。
なお、一部の店舗ではセールを実施しないところもありますので、ご注意ください。
今年は他でも「ブラックフライデー」は行われると思われますので、皆さんぜひ注目してくださいね。