今日1月5日は、「シンデレラの日」だそうです。
シンデレラってあのシンデレラ?
あの「ランド」にお城があって、魔法使いに変身させてもらって、かぼちゃの馬車で舞踏会に行って、ガラスの靴を片方落としていったあの人でしょ?
・・・と、普通は思いますよね。
でも実は違うんです。
今日が記念日になっている「シンデレラ」は、元ハリウッド女優のグレース・ケリーの方だったんですよ。
グレース・ケリーといえば、往年の名女優であり「クール・ビューティー」で知られた、美女中の美女。
誰が見ても美しく、しかも気品漂う完璧な美貌の持ち主で、女優として活動中は「恋多き女性」としても有名だったそうです。
そんな彼女が、モナコ公国のレーニエ大公とカンヌ映画祭で知り合い、大公から「見初められる」形で婚約を発表したのが、1956年(昭和31年)の1月5日だったんですね。
これを記念して、「シンデレラの日」が制定されました。
そして同年4月18日にモナコ大公宮殿において法的な結婚式が、翌日4月19日にモナコ大聖堂においてカトリック式の挙式が行われ、これらの模様はヨーロッパ諸国で生中継されたそう。
それほど、ハリウッド女優と一国の王様の結婚という、まるで映画を地で行くようなストーリーは、世界中から注目を集めたのです。
そういえば、有名なエルメスの「ケリーバッグ」は、グレースが長女を妊娠していることをマスコミに悟られないよう、その時持っていたエルメスの「サック・ア・クロワ」でお腹を隠したことから有名になり、そのあと「ケリー」と改名されたという経緯があるそうです。
1982年、残念ながらグレースは自動車事故により52歳の若さで死去。
現在はレーニエ大公との間に生まれた3人のお子様たちのうち、長男のアルベール二世がモナコ大公として即位し、現在に至っています。
グレースが出た「裏窓」と、「真昼の決闘」よかったなぁ、今度また見てみようかしら。