日頃疑問に思っていたことのひとつに、「ml」と「cc」って同じなの?それとも違うものを表す単位なの?という、「知らなくても生活上ではあまり困らない」ものがあります。
でも、私と同じような疑問を抱いている方、意外と多いようで、今朝何気なく見たあるウェブサイトに私のこの小さな疑問に対する答えが載っていたので、思わず「おおっ、そうだったのか!」と声が出てしまいました(笑)
そもそもなぜこれが気になるのかというと、料理のレシピサイトを見るとき、ccやmlはつきものだからです。
例えば水の量は「1カップ200cc」と表現されることが多いように思いますが、「ここでお醤油を15ml入れます」と表示されていることもありますよね。
そして、大さじは15ccとスプーンにも表示されていることがあり、「う~ん、ではお醤油15mlは大さじ1杯と同じなのかなぁ」と悩むことがしばしばだったんです。
これに対する答えは、ずばり「両方とも同じ」。
つまりどちらの単位が使われていても、内容量は同じということで、その理由は以下の通りです。
mlもccも、同じ体積を表す単位ということで、両方とも基準になっている単位は「m(メートル)」で、これは1791年に世界中の長さの単位を統一するためフランスで定められたものだそう。
ちなみに1mは、地球の北極点から赤道までの距離の1000万分の1を表します。
そしてmlは、L(リットル)」に1000分の1の意味をもつ「m(ミリ)」を付けたもので、1Lの1000分の1を表しており、1793年に1立法デシメートル(dm3)として定められた単位で、1mの10分の1、つまり10cmの立方体という意味だそうです。
一方のccは、メートルの100分の1を示す「cm(センチメートル)」の立方体、立方センチメートルのことを表し、フランス語では「centimètre cube」、英語では「cubic centimetre」と言いので、頭文字をとって「cc」という呼び方になりました。
要するに、mlはリットルが、ccはセンチメートルが基準になっているために、同じことを表すのに2つの単位ができてしまったということになり、結局はどちらも「同じ」ということになるんですね。
なお、現在ccは国際単位系では認められておらず、mlを使うべきとされているそうですが、実際は今も両単位が混在して使用されているというのが現況ということになります。
ひとつ、賢くなったような気がする週明けの私でした。