健康

水分補給の落とし穴「ペットボトル症候群」とはどんなもの?

毎日のように熱中症で緊急搬送される人たちのニュースが流れる今日このごろ。

皆さんもきっと熱中症にならないよう、気をつけて生活されていることと思います。

ご存知のように、熱中症予防には、水分はもちろんのこと、塩分やミネラル分なども欠かすことができません。

そこでそういう成分を含んだスポーツドリンクを水のかわりにたくさん飲む人が出てくるのですが、実はこれはちょっとリスキーでもあるようなのです。

昨日ブログで紹介したような飲料水は、もともとアスリート用に開発されたもので、日頃からそれほどハードに体を動かさない人ならば、食事以外で水分を1日計1~1.5リットル程度取れば大丈夫だと、専門家は言います。

ペットボトル症候群とは、糖分を多く含む飲料をたくさん飲み続けると起こる健康障害のことを指しますが、メカニズムは以下のようなものです。

糖分を多く含む飲料をたくさん飲み続けると、血液中にブドウ糖が多くとどまったままになり、尿の量が増え、脱水になります。

すると喉が渇くので、さらに糖分を多く含む飲料を飲み続けると、より症状が進んで悪循環に陥るという負のサイクルに陥ってしまう。

これがペットボトル症候群のきっかけとなるそうです。

スポーツドリンクは運動した後などに素早く水分補給をするのに適していますが、糖分が多いものもあるので、その点で注意が必要になってくるのですね。

また、では「糖類ゼロ」と表示された飲料ならばいくら飲んでも大丈夫か、と思いますが、「ゼロであれば血糖値は上がらないが、少量の糖類が含まれていることがあり、『大丈夫』とは言い切れない」と専門家は言います。

なので、「糖類ゼロ」の飲料を飲む際も、これなら大量に飲んでも大丈夫、と油断はしないほうが良いようですね。

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