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松屋銀座に冷食専門の常設売り場がまもなくオープン

コロナによって打撃を受けた業種はたくさんありますが、いわゆる「老舗」と呼ばれる百貨店もその一つだったと思います。

一時期は店舗を開けることさえできないことがあったわけですし、緊急事態宣言が終了した後も、「不要不急の外出」はなるべく避けるようにと言われ続けたので、スーパーのように、日常生活に必須のものを買いに行く場所とはちょっと異なる百貨店の大変さは、容易に想像がつきます。

そんな百貨店の中の一つ、銀座松屋で今月31日にオープンが予定されているのが「GINZA FRZEN GOURMET(ギンザ・フローズン・グルメ)」。

これは松屋が新設して自社で運営し、計50種のブランド、350種類の冷食を扱う常設売り場で、この中でもメインとなるのは、「銀ぶらグルメ」というオリジナルブランドの商品です。

「銀ぶらグルメ」を構成するのは、銀座で店舗を構える4店が作った商品の数々。

そしてこの4店とは、銀座日東コーナー1948・銀座吉澤・銀座みかわや・銀座ピエスモンテという、いずれ劣らぬ銀座の名店です。

今回松屋に冷食売り場ができるきっかけを作ったのは、日東コーナーの竹田社長でした。

竹田社長は、「コロナ禍で足が遠のいてしまっても、変わらぬおいしさを届けたい」という思いから、最新の冷凍技術を駆使して、家庭でもおいしく食べられるようにと、店舗で出しているメニューの中から開発を進めたそうです。

竹田社長は同時に、同業者の仲間にも声をかけましたが、この動きに対し昨年から「中食」の需要の増大に注目していた松屋側が、今年3月に声をかけたことで、開発されたこれらの冷食を大々的に販売できる場所が確保された、という経緯が。

「銀ぶらをしているようなイメージで冷凍食品を食べて、銀座の店の味を思い出してほしい」という思いで作られた商品はいずれも一見冷食とは思えないほど完成度が高く、一流レストランの味を手軽に家で味わえます。

このほかにも、老舗鶏料理店「玉ひで」の親子丼の素や、パフェが人気の「パティスリィ アサコイワヤナギ」のジェラートパルフェなど、 松屋銀座限定や百貨店初登場の冷凍食品や、ミシュランガイド掲載店「PST ROPPONGI」の冷凍ピザ、神戸の老舗餃子専門店「元祖ぎょうざ苑」の冷凍餃子なども販売されるそうです。

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