音楽

高橋幸宏氏 70歳で死去

「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーとして知られる高橋幸宏氏が、1月11日に70歳で亡くなりました。

長く闘病中だったとのことで、メンバーの一人坂本龍一氏は自身のSNSに、濃いグレー一色の画面を何のメッセージなしで投稿。

悲しみの深さが際立つその投稿に、胸がグッとなった方が多かったのではないでしょう。

私もその一人で、高橋幸宏さんは自分がSNSでフォローしてきた数少ないミュージシャンの一人でした。

なので、昨日突然彼の訃報を目にした時には、真面目にめまいがするくらい驚き、そしてそれからしばらくは放心状態になってしまいました。

70歳は今の時代、やっぱり早すぎる。

でも、きっと普通の人とは桁が違うくらい、密度の濃い一生を送られたんだろう、などなどいろんな思いが頭の中を駆け巡ります。

高橋幸宏さんは、YMOではドラマー、シンガーとして活躍され、ソロになってからは、自ら歌うことはもちろん、さまざまなユニットに参加し、アーティストへの楽曲を提供し、さらにはファッションデザイナーとしても活動するなど、「才能の塊」のような人でした。

そのセンスの良さは群を抜いており、何気ない着こなしにもユキヒロさんにしかできないな、と思わせる「品の良さ」が漂って、こういう人は特に日本人には珍しいんじゃないか、とずっと思ってきました。

そして、ミュージシャンとしてのユキヒロさんを思うと、私は彼の哀愁を帯びた繊細な歌声が大好きでしたね。

1983年にバート・バカラックの「エイプリル・フール」をカバーした、ユキヒロさんバージョンの「The April Fools」は、自分にとって忘れ難い1曲です。

今朝も多くの方達が、ユキヒロさんの死去を惜しみ、悲しむ「声」を寄せられています。

本当に多くの人たちから愛され、慕われたユキヒロさん。

どうか、安らかに。

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