昔、まだ宅配便が普及していなかった頃、地方の大学にアパート住まいで通っていた学生が、実家と荷物のやり取りをする時は、近くの駅まで行って段ボールに詰めた荷物を列車で送るか、郵便局で小包を送るか、ぐらいしか選択肢がありませんでした。
大学生の頃、重い段ボールを最寄りの駅まで大汗をかきながら運んだ時のことを思い出します。
今思えば随分と労力の必要な作業をしていたものですね。
今は電話どころか、ウェブで時間指定までして、自宅まで荷物をピックアップしに来てもらうのが当たり前になっていますから。
そして時代は進み、さらにその上を行く便利なシステムが構築されようとしています。
今日紹介するのは、日本郵政と日本郵便が10月12日から始めた「郵便局アプリ」です。
このアプリは、新たなグループプラットフォームアプリであり、リアルとデジタルをシームレスにつなぎ、「いつでもどこでも」郵便局サービスを利用可能にするためのサービス。
最初のステップでは、まず郵便局サービスで利用頻度が高い、郵便・物流の「送る、受け取る」を中心としたサービスが提供されます。
それに続き、ゆうちょ銀行やかんぽ生命のWebやアプリと連携するなど、日本郵政グループ各社の主要サービスをワンストップで提供できるよう機能強化を図るそうです。
「郵便局アプリ」は、「日本郵便アプリ」や「ゆうパックスマホ割アプリ」で提供している送り状作成機能や郵便局・ATMの検索のほか、郵便ポストの場所や郵便物等の取り集め時刻・投函口のサイズの検索ができる機能を搭載し、配達依頼もアプリから行なえるとのこと。
また、一部の郵便局では、窓口に行く前にアプリから混雑情報を確認したり、整理券を発券できる機能に対応するそうで、これらの機能は全国34の郵便局から開始し、順次実施局を拡大していくそうです。
どんどん便利になる郵便局のサービス。
興味を持たれた方は、「日本郵便」のニュースリリースで詳細をご確認ください。