茎がちょっと曲がっていたり、花がちょっと大きかったり小さかったりしたことで、廃棄処分になってしまう花。
そんな花たちのことを「チャンスフラワー」と名付け、市場に出している会社があります。
hananeというその会社では、全国の花農家から規格外の花たちを買取り、それらをカフェや商業施設、商店街などで1本100円で販売しているのです。
そしてこの販売方法をhananeでは「花つみ」と称しています。
この話を始めて聞いた時にまず思い浮かべたのは、ちょっと形が悪いからという理由で廃棄処分になってしまうきゅうりのことでした。
形が悪いだけで味には何も問題ないのに・・・捨てるくらいなら安くして売ってくれれば私なら喜んで買うのに、と思っていたら、最近ではそういった野菜たちも「訳あり」と但し書きはつけられてはいるものの、ちゃんと売り場に並べてもらえるようになって、個人的にはとても喜んでいます。
それと同じことが花にもあったんですね。
多少形が悪くても、花たちはそれぞれが一生懸命に育って蕾をつけ、花を咲かせています。
それが機械的に「廃棄処分」とされていることを知り、どうにももやもやした気持ちになったのですが、hananeではそんな花たちに「チャンスフラワー」というポジティブなネーミングを与え、さらにより多くの人たちの手元に届くよう、「花つみ」を展開中なのです。
hananeの公式サイトでは、「花つみカレンダー」の中で関東エリア・関西エリアで4月に「花つみ」イベントが行われる店舗の紹介がされていますので、興味を持たれた方は是非一度ご覧になってみてください。
ちなみに本日4月8日、関東エリアでは「飯田橋駅東口店」や「恵比寿の小川酒店」「神宮前のことり食堂」などで「花つみ」が開催されます。
想像以上に長引いているコロナ禍下で、ますます在宅時間が長くなっていきそうですが、「花のある空間」はほんのちょっぴり生活に癒しとゆとりを演出してくれると思います。