「結末がわかっていても、何度も繰り返し安心して見てしまえるドラマ」というものが私にはあります。
それは、古いものでは「古畑任三郎」シリーズであったり、現在進行形のものでは「相棒」シリーズだったりです。
いずれも繰り返し同じエピソードが再放送されますが、犯人が見た瞬間からわかっていても、ストーリー展開や出演者に魅力があるので、謎解き部分を抜きにしても見てしまえるのでしょうね。
自分にとって「科捜研の女」シリーズもそんなドラマのひとつです。
1999年からシリーズが始まったこのドラマは、主役の榊マリコを演じる沢口靖子さんが22年たった今も初回当時とほとんど変わらぬ美しさなのが驚き!
そして、これだけの長寿シリーズで、「科捜研」のメンバーも少しづつ入れ替わってはいるものの、ある意味「ホームドラマ」のような和気藹々さが感じられるほどリラックスした雰囲気が醸し出されていることも、安心して見られる理由なのかと思います。
そんな超長寿ドラマが初めて映画化され、今年9月3日に公開されることになりました。
映画公開については少し前に発表されていて、主要な出演メンバーはテレビドラマ版でおなじみの面々が変わらず務めることがわかっていました。
そして今日新たに出演が発表されのが、佐々木蔵之介さんです。
蔵之介さんが演じるのは、シリーズ最強の敵となる天才科学者「加賀野亘」。
公開された画像では、黒のハイネックセーターに白衣を羽織り、ピンク色の液体が入った試験管を掲げる蔵之介さんの姿が確認できます。
鋭い視線と無精髭を生やしたその風貌からは、いかにも曲者的なオーラが漂っており、マリコたちとどんな絡みがあるのか、今から楽しみです。
昨年来コロナの影響で多くの映画の公開が延長されてきましたが、この映画が公開される予定の9月ごろには、今よりも状況がどうかよくなっていてほしい。
そう祈りながら、公開を待ちたいと思います。