このブログでもこれまでに何度か取り上げてきたTVドラマシリーズ「孤独のグルメ」。
輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、営業で行く先々で見つけた食事処に立ち寄り、食べたいものを自由に食べて、至福のときを過ごす、それだけを淡々と描いた人気のドラマです。
井之頭五郎を演じる松重豊さんは、存在感のあるバイプレイヤーとして有名な俳優でしたが、このドラマの成功により、今では主役級の俳優さんになられています。
通常バージョンの「孤独のグルメ」では、五郎さんが様々な食事処で出会ったメニューを食べて感じたことや、「こうすればもっと美味しくなる」と工夫する姿などが、五郎さんの脳内で繰り広げられる「一人会話」を通じて表現されていました。
しかし、そんな「通常バージョン」では見られない、ちょっと角度を変えた新たな「孤独のグルメ」が、近くParaviとひかりTVで配信されることになったそうです。
通常バージョンではほとんど事件らしい事件も起こらず、本当に淡々とストーリーが展開されるこのドラマですが、今回配信されるのは五郎さんが「ちょっとした災難」に巻き込まれるエピソードが全6話！
短編オムニバス形式で綴られる「孤独のグルメ 美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難」は、「テイクアウト編」「新人店員編」「賄い編」「食の流儀編」「相席編」「デリバリー編」から構成され、各話にそれぞれ個性的なゲストたちが登場します。
「テイクアウト編」には、ニッチェの江上敬子、「新人店員編」には、お笑いコンビ「かが屋」のふたり、加賀翔が新人店員役で、お店の大将役で加賀壮也がそれぞれ出演。
さらに、「賄い編」にはバイトの女の子役に北香那、「食の流儀編」には木村了、「相席編」には竹内郁子、そして「デリバリー編」には、過去のエピソードにも出演したことのある村田雄浩が、デリバリー配達員として登場します。
まぁ、「災難」とは言ってもそこは「孤独のグルメ」ですので、一方的に「失恋話を聞いて欲しい」と頼まれてしまうエピソードや、自分が注文したメニューよりも、バイトの賄い料理の方が豪華で五郎さんが凹んでしまうエピソードなど、見る人が思わずクスッと笑えてしまうようなものばかりのようですね。
それでも松重さんは「通常放送をお楽しみにしている視聴者の皆様は決して観ないでください。ここには優雅に腹を満たす井之頭五郎は存在しません。しかしこれまでのシーズンに飽きた方、もしくはアンチの方は是非どうぞ。そういった意味で、初めて「孤独のグルメ」を観る方は通常シーズンをお薦めします。」と、ブラックユーモアに満ちたアピールをされています。
私は通常放送も好きですが、もともとちょっとひねりのあるクセのある物語も好きなので、今回の配信オリジナル作品は絶対に見ると決めました。
ちなみに、配信はParaviでは3月31日、ひかりTVでは4月1日から開始となります。