「遊んでくださいよ。せっかく志々雄様からお許しが出たんですから」。
これは実写映画版「るろうに剣心 京都大火編」で、佐藤健演じる緋村剣心と対峙した瀬田宗次郎が笑顔で剣心に言うセリフです。
このセリフをなぜはっきり覚えているかというと、それはこの場面の瀬田宗次郎がとてもチャーミングだったから。
そしてこの役を演じていた神木隆之介さんが、本当に宗次郎が乗り移ったかのような素晴らしい演技を見せてくれたので、当時イラスト描きに精を出していた私は、剣心や斎藤一(江口洋介が演じている)や、敵役・志々雄真実(ししおまこと/藤原竜也が怪演)などとともに、宗次郎のイラストも描いたのでした。
そのイラストに添えたセリフが冒頭の「遊んでくださいよ」だったのです。
若手俳優の中で、カメレオン型・憑依型と言われる人はたくさんいると思いますが、神木隆之介さんはとにかくどんな役でもごく自然に「その役に溶け込む」ような演技をする人。
瀬田宗次郎は、実在した新選組の天才剣士・沖田総司がモデルだそうで、なるほど確かにいつでも笑顔を見せているところはそうかもしれませんね。
「京都大火編」では剣心の逆刃刀を叩き折りながらも、戦いでは剣心に敗れた宗次郎が、4月から公開中の「るろうに剣心 最終章 The Final」にサプライズ出演していて、その画像が本日解禁となりました。
映画を見た方たちはこのことはもうご存知だったと思いますが、皆さんしっかり「ネタバレ」禁止のマナーを守られたのは素晴らしいと思います。
現在コロナの影響で、映画館にもなかなか足を運びづらい状況ではありますが、(私もまだ行けてない)なんとかして見に行きたい!
「おひさしぶりです、緋村さん」と言いながら笑顔を剣心に向ける宗次郎の姿、早く見て見たいです。