東京都でのコロナウイルス感染者数がこのところずっと二桁を記録し続けています。
おそらくこのあたりが「下止まり」で、ゼロコロナというのは現実的には不可能ではないかと個人的には考えていますけれども、理由は何であれとにかく一時は日に何千人という感染者が出ていたことを思えば今の状況は本当にありがたい限りです。
そして、緊急事態宣言も解除され、本格的に街に人出が戻って来はじめた今、コロナにより最も大きな影響を受けた業種のひとつ「外食産業」が新たなプロジェクトを始動させました。
10月14日、外食関連企業と決済・ポイント関連企業28社が開始したのは、来店促進と外食業界全体の活性化を目的としたプロジェクト「#外食はチカラになる」。
旗振り役になったのは「吉野家」や「はなまるうどん」などを運営する「吉野家ホールディングス」で、その呼びかけのもとに集まった外食企業は飲食店ブランド総数は89、店舗総数は全国約9400店舗で、これまでにないほど大規模な企業間の垣根を超えた試みになりそうです。
主な参加ブランドは、かつや、からやま、串カツ田中、大戸屋、かっぱ寿司、デニーズ、松屋、吉野家、はなまるうどん、、焼肉キング、リンガーハット、天丼てんや、ロイヤルホストなど、みんなが知っているお店ばかりです。
さらに、これらのブランドをサポートする企業として、ぐるなび、Tポイント・ジャパン、NTTドコモ(d払い)、PayPay、楽天ペイメント(楽天ポイントカード・楽天ペイアプリ・楽天Edy)などが参加。
利用客には飲食店へ来店するきっかけとなる「特典」が各種用意され、プロジェクトロゴなどの共通デザインを用いて来店を後押しするとされています。
一度離れてしまったお客さんたちの足を再び取り戻すには、もはや「敵・味方」などと言っている場合ではない。
同じ外食産業同士、知恵を出し合い、最も良い方法を探りつつ、再び多くの人たちが楽しんで利用できるお店を作っていこう。
そんな真摯な思いが今回の「#外食はチカラになる」のコンセプトからは強く伝わって来ます。
私もそろそろ外にご飯を食べに行ってみたいな。
自然とそんな風に思える自分がいました。