最近よく耳にする「SDGs」や「サスティナブル」というワード。
どんな意味なの?と聞かれてなかなかすんなりと説明するのは難しいですよね。
実は「サスティナブル」は、SDGs(Sustainable Development Goals)の中に含まれる概念の1つで、具体的には「地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発、自然環境に配慮した行動」を示したものだということです。
要するに昔から「エコ」とか「自然派」「節約志向」などと言われてきた概念に沿って実際に行動なり生活なりをすることを指すもののようです。
一時期「もったいない」という日本では昔からごく自然に使われてきた言葉が世界中に広まったりもしましたけれど、つまりはそういう考え方がベースになった行動ということができると思います。
そんな考え方に真正面から取り組む企業は世界中にたくさんありますが、今回は10月15日から始まったユニクロの取り組みを紹介します。
このたびユニクロでは、使用済みのユニクロの衣服を回収してリユース(再利用)する取り組み「RE.UNIQLO」の一環として、協力を呼びかけるキャンペーンを11月30日まで実施。
これは、「ヒートテックインナー」や「ダウンウェア」を店頭に持ち込んだ人を対象に、ユニクロで使える最大1,000円割引のデジタルクーポンを付与するというものです。
受付対象はユニクロの「ヒートテックインナー(MEN/WOMEN/KIDS/BABY)」、「ダウンウェア(MEN/WOMEN)」で、ヒートテックインナー1点につき200円の割引デジタルクーポンを進呈、進呈の上限は1000円で、ヒートテックインナー以外のヒートテック商品は対象外ということなので、この点注意が必要です。
なお、デジタルクーポンはスマートフォンを使っての進呈となり、ユニクロオンラインストアへの会員登録が必要となるので、こちらもご注意を。
そして、回収された衣類がその後どうなるかについてですが、まず着用が可能なものはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や世界各地のNPO・NGOと協力し、難民キャンプや被災地への緊急災害支援などに届けられるそうです。
次に着用が不可能なものも自動車用防音材や高カロリー固形燃料(RPF)等へリサイクルされたり、ダウンウェアは回収した商品のダウンとフェザーを100%使用した新たなダウンウェアへとリサイクルされるということです。
不要になった衣類をそのまま廃棄するのではなく、何かの役に立つ形で「還元」させられる上、ポイントも受け取れる。
これは、衣類を出す人も、引き取る店側も、そしてそれを受け取ったり、加工する側も全員が幸せになれる、素敵な試みだと感じます。