コンビニは今や日常生活に欠かすことのできない存在となりました。
特に用事がなくても「とりあえず」ふらりと入ってみたら「あ、こんなお弁当が出てたのね」とか「これ、探してたお菓子!」などということがあったりするので、私も最寄りのコンビニは結構な頻度で利用させてもらっています。
そしてなぜか我が家の周辺には「ローソン」が多いのが謎ではあるんですが、今日取り上げるのはそのローソンがらみの話題。
コンビニのスタッフの負担を軽減するためにローソンが東北地区で実証実験を実施した「AIを活用した値引き」を、9月下旬まで都内162店舗および東北は23店舗に拡大するそうです。
なお、ローソン側は2023年度中に全国の店舗での実施を目指しているそうですが、全国展開についてはあくまでも「推奨」で、値引きの決定権は店舗側にあることから、「全国展開をしたとしても店舗によっては値引きが実施されないケースもあると思われますが、店舗の協力を得るためのコミュニケーション強化も進めます」とコメントしました。
今回発表された「AIを活用した値引き」は、それぞれの店舗での在庫数や販売実績などの状況に応じた「値引額」をAIが推奨し、よりシンプルに効果的な値引きを行なえるというシステムを指します。
東北地方での実証実験で一定の効果が認められたことにより、今回都内162店舗へ拡大して検証を進めることになりました。
対象となる商品は、東北で実施していた弁当、常温寿司、おにぎり、調理パンに、チルド麺、惣菜、デザートなどです。
昼まで販売ができる商品は10時~11時の間で値引きをし、夕方まで販売ができる商品は14時~16時の間で値引きを、夜まで販売ができる商品は15時~18時の間で1回目、22時~24時の間で2回目の値引きを行ない、値引き幅は10円から最大半額。
スタッフは値引き推奨時間にバックルームで店のPCを確認し、推奨データを見て値引きシールを印刷、シールに記載された商品名を確認し、対象商品にシールを貼付けます。
東北の時よりもバックルームでの作業をより簡素化し効率化を図っているそうで、これまでスタッフの「勘」に頼って決めていた値引き作業がこれによってスムーズになり、店⾧やベテランスタッフに値引き業務が集中するという課題が解消されるかもしれません。