几帳面で倹約家でお料理上手なイケメン弁護士のシロさんと、人当たりがよくて涙もろくて明るい美容師のケンジ。
そんな二人が同性カップルとして一つ屋根の下に暮らしながら、シロさんの料理を二人で楽しんだり、時にはちょっとした気持ちの行き違いで気まずい思いをしたりと、そんなささやかな二人の日常を中心に描かれたのが、「きのう何食べた？」です。
オリジナルは、「大奥」などの原作者としても知られるよしながふみさんの、同名タイトルコミック作品。
それがテレビドラマ化され、テレビ東京系で放送されたのは2019年のことでした。
シロさん＝西島秀俊、ケンジ＝内野聖陽というのは、今考えてもすごいキャスティングだと感じるのですが、実際この二人の演技はめちゃめちゃすごかった。
二人とも「演技派」で定評のある俳優さんで、だからこその「絶妙な力の抜き加減」が素晴らしく、見事に「シロさんとケンジ」になっていたと思います。
2019年４月期にテレ東「ドラマ２４」で放送された「きのう何食べた？」は、ヒット作となり、2021年には劇場版として公開されて、コロナ禍にも関わらず興収１４・１億円のヒットとなりました。
そして昨日「きのう何食べた？」の続編（Season2）の放送決定の発表があったのです。
前作では40代だった二人が、今作ではアラフィフ世代になり、年齢による身体的・精神的な変化や、コロナ禍や物価の高騰といった現実世界での出来事を反映したような内容に今作はなるとのこと。
作者のよしながふみさんは、「この間に世の中もいろいろな事がありました。私達と同じように年を重ねた史朗と賢二にまた会えると思うと本当にうれしいです」とコメントされています。
また、ドラマ内で主役に劣らぬ存在感を感じさせた山本耕史や磯村勇斗をはじめとする、個性豊かなレギュラー陣も続投とのことで、今から放送が楽しみです。
「きのう何食べた？」Season2は、テレ東「ドラマ２４」（金曜、深夜０・１２～）で１０月期から放送が開始予定です。