昨年私は左手に違和感を感じたので、整形外科を受診したところ「手根管症候群」と診断されました。
これは、手首の近くにある「手根管」という「神経」が何らかの理由で圧迫され、その結果として手指にしびれや痛みなどが起きる病気です。
私が受診した時はすでにかなり症状が重くなっていたので、できる限り早期に手術して神経の圧迫を取り除くことを勧められました。
そこでそれからあまり日を置かず手術を受け、無事成功。
おかげさまで今はほぼ以前と変わらず自由に左手を使うことができています。
さて、手術前も後もかなりの回数通院し、リハビリを受けたのですが、その都度行われたのが「握力検査」でした。
実は私これが苦手なんですね。
理由は単純、握力計が苦手なんです(笑)。
あれはそのときどきの(腕や手以外の)コンディションの違いにより、微妙に結果にずれが生じるような気が個人的にはしていたもので・・・もちろん、そんなことは全くなく、私の思い込みなのかもしれませんが、とにかく苦手なものは苦手ということで。
そんな私のような人にも、悩まずに握力を計測できる、そんな時代がまもなくやってくるかもしれません。
タニタが今年夏に開催される大阪万博に技術協力して、「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」に設置する「カラダ測定ポッド」は、両手から電流を流して体組成を計測するセンシングデバイス。
このポッドの計測パネルに手のひらをタッチするだけで、筋肉量や体脂肪率などの体組成が計測できるのだそうです。
さらに画期的なのは、独自の体組成計測技術「4C Technology」を応用し、計測した体組成データから「握力」が推定できるということ。
この技術が本当に製品化されれば、私のように従来の握力検査が苦手だという人も、もっと気楽な気持ちで握力検査に臨めるかもしれませんね。
興味を持たれた方は、「タニタ」のニュースリリースサイトをご覧ください。