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映画「教皇選挙」現実とシンクロで異例のヒット

現実と偶然に公開がシンクロしてヒット中の映画があります。

それが、「CONCLAVE(コンクラーベ)」です。

2024年に公開された英・米合作の映画で、昨年のアカデミー賞では8部門にノミネートされ、「脚色賞」を受賞しました。

「コンクラーベ」とは、ローマ・カトリック教の頂点に立つ「教皇(法王)」を決める選挙のことで、選挙には各国の枢機卿(教皇の選挙・補佐に任ずる聖職位=教皇の最高顧問)がバチカンに集まり、その選挙は外部との接触を一切絶った中で行われます。

投票数が全員の2/3以上になることが、新教皇を決めるルール。

作品中では、「聖なる役職」であるにも関わらず、世俗的な「駆け引き」や「裏工作」などが至る所で行われている様子が描かれており、それらがいわゆる「密室」で行われていることで、サスペンス・ミステリ風味が生まれています。

その一方で、作品は歴史あるキリスト教文化の「重み」も感じさせ、見応えのある内容となっています。

私も先月見た同作品ですが、もう一度みようかな・・と思っていたところ、なんと現実世界でも「コンクラーベ」が実施されることになり、びっくり。

自分が映画館に行った時は、すでに上映からしばらく経っていたところだったので、お客さんもそう多くはなかったのですが、今回リアルで「コンクラーベ」が行われたことで、にわかに注目が集まり、同作を上映する映画館が増えたと聞きました。

なかなか映画、特に洋画がヒットしにくい状況が続いていますが、こんなこともあるのか、と不思議に感じています。

現実では、アメリカ出身としては初の枢機卿が新教皇に選出され、「レオ14世」になられました。

映画では一体誰が新教皇になるのか。

興味を持たれた方、ぜひお近くの上映館へ足をお運びください。

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