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1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」

今日朝からずっとネット上で「ライバルが手を結ぶ日」というワードがランクインしていて、一体なぜ?と気になりました。

これまでずっと知らなかったワードなので調べてみると、私が大好きな時代「幕末から明治維新期にかけて」の、ある出来事にちなんだことだったんですね。

黒船が現れ、世の中が開国か攘夷か、と大きく揺れ動いていた1866年(慶応2年)の1月21日、薩摩藩の西郷隆盛と小松帯刀、長州藩の桂小五郎(後の木戸孝充)らが、土佐藩の坂本龍馬らの仲介で京都で会見、薩長同盟を結んだことにちなみ、この日が「ライバルが手を結ぶ日」となったそうです。

当時の薩摩藩と長州藩といえば、お互い日本の先行きを案じ、どうすることが最も国にとって良いことか、思うところは一緒だったわけですが、そのためにはどうすれば良いか、という点についての信条が絶対的に相対していました。

薩摩藩は、「公武合体」という立場から幕府の開国路線を支持しながら幕府改革を求めていたのに対し、長州藩はより急進的な破約攘夷論をもって反幕府的姿勢を強めており、真っ向から対立していたわけです。

そんな二つの藩の間を駆け回り、同じ「倒幕」というひとつの目的のために「ライバル」の枠を超えて、手を結ばせることに成功したのが、あの坂本龍馬だったんですね。

この時代に起きた様々な動きについては、これまで多くのドラマや小説、漫画、アニメなどに取り上げられていますので、詳しい方もたくさんいらっしゃるでしょう。

私自身、幕末期は歴史上でも稀に見るダイナミックな時代なので、興味を惹かれる特別な時代です。

薩摩藩と長州藩がお互いの理念・軋轢を超えて、ひとつの目的のために手を結んだ結果、薩長同盟から2年後の1868年に江戸幕府は265年の歴史に幕を下ろし、時代は明治へと移りました。

「ライバルが手を結ぶ日」、どなたが名付けたかは知りませんが、とても粋でしかも面白い日を作ってくださって、ありがとうございます。

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