家電

体への負担が少なくコンセントから抜きやすい 小さなレバー式電源タップ

コンセントにさした電源タップが、固くてなかなか抜きさしができないということ、おそらく誰もが経験することだと思います。

日常生活でそういう場面に出くわした時、大概は「ちっ」と小さな悪態をつくぐらいで済みますが、世の中にはそれでは済まない方がたくさんいるわけで。

怪我や病気、あるいは加齢により、体や手指の力が衰えた方にとっては、いわゆる健常者にはなかなかわかりづらい「困難な動作」があるということを、私も最近ようやく理解するようになりました。

私自身の身内に、怪我の後遺症で体全体の動きが悪くなった人がおり、健康な人なら何でもないことがとても大変になるという実例を目の前で見るようになったからです。

そういう人にとって、健常者が「ちょっと固いな」と思うぐらいのタップが、おそらくとんでもなく「固い!」と感じられることでしょう。

そのような「不便」を解消してくれそうなのが、「サンワサプライ」から発売された「楽抜けマイクロタップ」3モデルです。

「楽抜けマイクロタップ」は、レバーを押すだけで、コンセントから簡単に抜ける小型の電源タップ。

ラインナップは2個口タイプ「TAP-B56W」と3個口タイプ「TAP-B57W」、そして4個口タイプ「TAP-B58W」で、価格は順に660円、770円、880円となっています。

タップ上部につけられたレバーを押すと同時に、押し出されるように突起が突き出て、電源タップをコンセントから引き離す「楽抜け構造」が採用されており、この構造がテコの原理となり、少ない力で楽に抜けるため、年配の方や体の不自由な方にも負担が少なく済む、ということです。

また、抜き差しが多い機器との併用に便利で、電源プラグには先端部分を折り曲げて収納できる収納式スイングプラグが採用され、狭い場所でも接続が可能。

さらにプラグの刃の根元には、トラッキング火災の予防に有効な絶縁キャップが付けられ、熱に強いユリア樹脂を採用しているなど、安全性にも優れています。

サイズは、2個口タイプ「TAP-B56W」が2.8×1.8×6.1㎝(幅×奥行き×高さ)、3個口タイプ「TAP-B57W」が2.8×1.8×7.5㎝(同)で、4個口タイプ「TAP-B58W」が2.8×2×8.9㎝(同)。

日常生活をできるだけ快適に過ごすための、細やかな工夫がなされた優れものだと思います。

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