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11月8日の夜に全国各地で観測可能な「皆既月食」が

最近「空が高くなったなぁ」と思う時間が増えました。

ここ最近、春・秋という一年で最も過ごしやすい季節が短くなり、夏と冬の時間が長くなったと言われていますよね。

おそらくこれは地球温暖化の影響によるものでしょうが、秋は私のとって一番好きな季節なだけに、最近の「夏が終わったらすぐ冬」的な気候は本当に残念です。

が、ありがたいことに私が住む関東近郊ではここ1週間ばかりは、とても秋らしい「空気がカラッとして、朝晩は少し冷えるけれども、昼は過ごしやすい」状態が続いていて、空には秋独特の鰯雲や羊雲、筋雲などがたくさんみられるようになり、「嬉しいなぁ~」と思わず笑顔がこぼれます。

秋の澄んだ空気のもと、夜空に光る星も夏の間よりはっきりと見えるようになってきました。

それは月も同様です。

その月が徐々に欠けていき、全て欠けた時にはちょっと妖しげな「赤銅色」になる「皆既月食」が、今月8日に起きることをご存知でしょうか。

国立天文台によると、南西諸島では部分食の始まり時点での月の高度がまだ低いものの、多くの地域では月の高度がある程度高くなる時間帯に「皆既食」となるので、観察しやすいということです。

ただ、非常に条件の良い空でも肉眼で見える限界の明るさであることから、観察する場合は双眼鏡や望遠鏡などを使うことが推奨されています。

月が欠け始めるのは18時9分からで、19時16分に皆既食に。

皆既食は86分間続いて20時42分に終わり、その後は徐々に月は地球の影から抜け、21時49分に部分食が終わります。

なお、小笠原諸島を除く日本のほとんどの場所で月が天王星を隠す「天王星食」も起きるそうです。

国立天文台では月食の経過に関する解説動画を公開しているほか、11月8日18時からはYouTubeで部分月食のライブ配信も予定しているそう。

興味のある方はぜひご覧になってみてください。

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