先日久しぶりに外で食事をした時のことです。
そこはラーメンのチェーン店なのですが、店内を動き回る「お運びロボット」を初めて見たわたしは「えっ、こんなところにまでこんなものが?」と驚きました。
そしてその翌日には、普段あまり行かないスーパーマーケットでも、「お掃除ロボット」が、本体についたモニターから様々な商品の情報を流しながら、フロアーの拭き掃除をしつつ店内を巡回している光景を目撃。
気がつくと日常生活のそこここに、このようなデジタルツールが入り込んでいて、根っからのアナログ頭である私は、「いや~長いこと生きてると、色々と面白いものに出会えるわ~」と感心してしてしまうんです。
そのような流れの一端として登場してきたものに、キャッシュレス無人店舗があります。
すでに一部のコンビニでは実用化されていますね。
そのキャッシュレス無人店舗の実証実験を、大手ホームセンターカインズが9月1日からスタートさせるそうです。
この実証実験はカインズメンバー(従業員)限定で実施され、実証実験の結果を踏まえて今後の展開が検討されますが、具体的な実施内容は以下のようなもの。
レジのない無人店舗「CAINZ Mobile Store」の入り口にあるゲートに専用アプリのQRコードをかざして入店し、買い物後店舗出口から出ると決済が完了します。
設置場所はカインズ本社1階ロビー、店舗面積は15.5m2、取扱商品はカインズオリジナル商品を中心に約200アイテムということです。
店内上部に設置されたカメラが来店客の動きを認識し、手に取った商品を判断し、入店時に読み取らせたアプリで自動的に決済されるのです。
AIシステムと最先端のコンピューターヴィジョンのアルゴリズムが基本となっていて、店内の人々の行動をリアルタイムで追跡し、どのような製品が手に取られ、再び棚に戻されるかをチェックできるほか、お客さんの入退店も記録できるそうです。
この実証実験の結果によっては、結構早い時期にキャッシュレス無人店舗が実現されるかもしれませんね。
興味を持たれた方は、ぜひカインズのニュースリリースで詳細をご覧ください。