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土屋鞄 職人の手で修理された革鞄を最大50%オフで販売

以前あるテレビ番組で、傷がついたり破れたり色が変わったりした革製品を専門に修理する職人さんに密着取材した映像を見たことがありました。

持ち込まれた時には、「これ、直せるの?」と思うくらい変色したり傷がついたりしていた革製品が、コツコツと丹念に作業で少しづつもとの姿に戻っていく・・・

そして持ち主の手に戻った時には、ほとんど買ったばかりの頃と変わらぬ程の色合いになっていて、受け取った持ち主が嬉しさのあまり涙を流すというシーンを今でも覚えています。

このお仕事をする職人さんには、世界的な名画を修復する「絵画修復士」と重なる部分があって、見ていてとても印象深かったです。

さて、皮革製品を専門に取り扱う会社はたくさんありますが、中でも長い歴史を持つのが「土屋鞄」です。

正式名称は「株式会社土屋鞄製造所」というランドセルや皮革鞄、革小物などの企画・製造・販売を行なっている会社で、創業は1965年(昭和40年)、企画から製造、販売、修理までを自社で一貫して行ない、直営店舗は全国に20数店を展開、直営店での販売にこだわりを持ち、卸販売は行わないのが同社のポリシーです。

この土屋鞄が、自社製の革鞄を修理し、リユース品として店頭販売する取り組みを11月19日から12月19日まで実施することになりました。

実施場所は東京都・中目黒のランドセル専門店内に設けられる専用コーナーです。

価格は定価の最大半額程度となる予定で、2022年3月をめどに同社ではリユース事業を本格的に始動させることも決まっているそうです。

今回販売されるリユース製品は、家庭で不要となった同社製の革製鞄を無料で引き取り職人が修理したもので、約150点が販売される予定。

革製品は長く使い続けることにより、独特の味わい=経年変化が生まれるのが特徴なので、今回販売される革鞄は一点物になることは、革製品ファンにとって魅力的なのではないでしょうか。

リユースには、革職人たちが製品の状態に応じてクリーニングや保革を行い、補色といった革のメンテナンスを施し、内装の張り替えや破損パーツの交換、糸のほつれ直しをし、さらに除菌加工を行うそうです。

価格は定価の5割から7.5割程度で、新品同様に修理サービスに対応するなど、アフターサービスもついてくるということなので、安心して利用できそうですね。

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