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国会図書館 「絶版本」のネット閲覧が5月から可能に

国会図書館は、東京都千代田区永田町にある国立の図書館です。

普通の図書館と異なるのは、法律に従って本図書館には、「日本国内で出版された書籍・雑誌・パンフレット等はすべて、国立国会図書館に1冊納本しなければならない」ということ。

国会図書館が発足したのは戦後まもない1948年(昭和23年)で、現在の東京本館の第1期工事が完了して図書が収蔵され始めたのは、1961年(昭和36年)のことでした。

つまり、その頃から原則として日本国内での出版物はすべてここに収納されてきたことになります。

時は流れて2022年のいま、電子図書館事業の拡張に力が注がれ、デジタル化された資料はインターネットを通じて閲覧することも可能になったということで、私が実際に国会図書館を利用していた頃を思うと、本当にいろんなことが様変わりしたなぁと、しみじみ感じ入ります。

さて、この国会図書館において、今年5月から新たに「絶版本」のネット閲覧が可能になるというニュースが流れました。

これは、絶版本を閲覧したいけれども、遠方にいるので国会図書館に直接足を運ぶのは難しいという人たちにとって朗報だと思います。

今回対象になるのは、「入手困難資料」のうち電子データ化が進んだものですが、これに漫画や商業雑誌は含まれないのでご注意を。

また、サービス開始当初は閲覧機能しかありませんが、不正コピー対策を講じた上で、来年1月には印刷できるようにする予定だそうなので、こちらは嬉しいですね。

なお、使用に際しては、本人確認のため身分証明書の提示と、個人として同館の利用登録をすることが必要となるということです。

サービスが始まったら私もぜひ利用していみたいと思っています。

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